INTRODUCTION

〝千の顔を持つベテラン俳優〟イ・ソンミン&〝限界突破の演技で魅せるイケメン俳優〟ナム・ジュヒョク、異色のバディが誕生!

北朝鮮高官を演じた『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』で「大鐘賞映画祭 主演男優」を受賞した名優イ・ソンミンが、実年齢50代前半にして80代の高齢者に変貌した姿を初披露。特殊メイクに最長4時間を費やし、演技を超えた憑依的なオーラを発しながら観る者を圧倒していく。 先輩俳優に負けない存在感を放つナム・ジュヒョクは、初出演映画『安市城 グレート・バトル』で「青龍映画賞」「韓国映画評論家協会賞」など多くの新人男優賞に輝き、韓国版『ジョゼと虎と魚たち』に主演した人気スター。今年3月兵役のため入隊したジュヒョクとスクリーンで出会える貴重な必見作となっている。
さらには、『ベテラン』『7番房の奇跡』の個性派俳優チョン・マンシク、『世宗大王 星を追う者たち』『少女は悪魔を待ちわびて』の実力派俳優ユン・ジェムン、『弁護人』『悪いやつら』の名優ソン・ヨンチャンら、常に激しいインパクトを残す面々が演技バトルを交戦させる。

『華麗なるリベンジ』のプロデューサー&監督が再びタッグを組んで放つ、魂をゆさぶるアクションドラマ!

本作で企画・製作・脚本を務めるユン・ジョンビンは、熱血検事とイケメン詐欺師による痛快映画『華麗なるリベンジ』(製作総指揮)をはじめ、韓国人スパイと北朝鮮高官によるサスペンス『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(監督/脚本)、頭脳派と好戦派の極道たちを描く『悪いやつら』〈監督/脚本〉で型破りなバディスタイルを貫いてきた大ヒットメーカーだ。そんな偉才に創作能力を見出され、『華麗なるリベンジ』で念願の監督デビューを果たしたのがイ・イルヒョン監督。待望の2作目となる本作ではクリストファー・プラマー、ブルーノ・ガンツ共演のカナダ・ドイツ合作映画『手紙は憶えている』(2015年/アトム・エゴヤン監督)を原作に、韓国の歴史と社会文化を織り交ぜながらラストもガラリと変えて大胆にリメイク。ユン・ジョンビンと二人三脚で脚本を書き上げ、これまで以上にギャップのある主人公たちが、リベンジの領域に挑む〝異色ずくめのバディ〟を新たに誕生させ話題となり、韓国公開初日観客動員数第1位を記録!歳の離れた主人公二人のコミカルなやり取りやブロマンス的な心の絆が、単なる復讐劇とは異なるストーリーをさらに感動へと昇華させていていく。

STORY

60年ものあいだ待ち続けてきた復讐の旅路が、ついに始まる!

80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を誓い生きてきた。認知症に見舞われた今、自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に刻み、60年前から計画していた復讐殺人を決行すべく銃を手にして立ち上がった。ピルジュの元同僚で年齢差を超え親友となった20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)が1週間の約束で運転手に雇われるが、何も知らないインギュは殺人現場付近で監視カメラに映り込んだことから第一容疑者にされてしまう。記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、警察に追われながらもピルジュを制止するため同行するインギュ。前代未聞のバディと化した二人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。

CAST

ハン・ピルジュ(フレディ)

「私の最後の記憶は、奴らへの〝復讐〟でなければならない!」
ファミリーレストランで働き、勤続17年を迎えた最高齢アルバイト。職場で仲良くなった20 代の青年インギュとは「フレディ」「ジェイソン」と呼び合い、親友のような絆で繋がっている。仕事を辞めて人生最後の計画を開始するが、記憶を保てない病気による〝時間との戦い〟に勝つことはできるのか…!?

イ・ソンミン

1968年12月4日生まれ。高校時代に見た演劇に魅了され二十歳で地方劇団に入り、〝芝居のうまい無名俳優〟のまま下積み生活を長年送る。30代半ばになってソウルに拠点を移し、名門劇団「チャイム」で演技力を磨くと共に、劇団の先輩ソン・ガンホの推薦で映画の端役やテレビ出演する機会を得る。独裁者の韓国大統領に扮した『KCIA 南山の部長たち』、カリスマ的な北朝鮮高官を演じた『工作 黒金星と呼ばれた男』、中間管理職のサラリーマンを熱演した大ヒットドラマ「ミセン -未生-」などで数多くの演技賞に輝き、消化できるキャラクターの幅広さから〝千の顔を持つ俳優〟と称されるベテラン俳優へと躍進した。
本作監督イ・イルヒョンとは、彼の助監督作『群盗』、監督作『華麗なるリベンジ』に続き3度目のコラボレーション。〝復讐に燃えるアルツハイマーの老人〟という自分史上最も難しい役に挑んだソンミンは、独特の語り口調や深みのある演技で観客を惹きつけながら、「善」と「悪」との境界線を行き来する複雑なキャラクターを完璧に表現している。

<主なフィルモグラフィー>
凍える牙 (12)
弁護人 (13)
ミセン -未生- (14/TV)
さまよう刃 (14)
群盗 (14)
世界で一番いとしい君へ (14)
華麗なるリベンジ (15)
目撃者 (18)
工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 (18)
スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班 (19)
権力に告ぐ (19)
SP 国家情報局:Mr.ZOO (20)
KCIA 南山の部長たち (20)
手紙と線路と小さな奇跡 (21)
ビースト (21)

ファン・インギュ(ジェイソン)

「罪を犯したなら堂々と法の審判を受ければいい。それが正しい生き方です!」
ファミリーレストランで働く20代の平凡な青年。家庭が貧しく借金があり、報酬のためにピルジュの運転手になるが、不運にも殺人の第一容疑者として警察に目をつけられる。ピルジュのことを放っておくことができず、その後も行動を共にするが…。

ナム・ジュヒョク

1994年2月22日生まれ。優しい顔立ちと187㎝の高身長、引き締まった肉体美を持つジュヒョクは20歳でモデルデビューし、翌年俳優に転身。以降もTVドラマやバラエティ番組で注目を集めてきた。初出演映画『安市城 グレート・バトル』でいきなり「青龍映画賞」「韓国映画評論家協会賞」など多くの新人男優賞を獲得し、田辺聖子原作の韓国実写版『ジョゼと虎と魚たち』でもナチュラルな演技力で高い評価を獲得。2021年には米経済誌フォーブス「アジアで影響力のある30歳未満の30人」に選出されている。
本作では主人公ピルジュの唯一の協力者として、絶体絶命のピンチの中で見せる表情の変化や、苦難を抱えた感情を繊細に表現し、限界を突破する熱演で魅了。スポーツカーによるチェイスシーンでは運転席のシートに長い脚が収まりきらず、しゃがみ込んだ姿勢で撮影を乗り切った。今年3月20日に兵役のため軍事警察団機動隊に入隊。

<主なフィルモグラフィー>
華麗なる誘惑 (15/TV)
恋するジェネレーション (15/TV)
恋のゴールドメダル ~僕が恋したキム・ボクジュ~ (16/TV)
麗<レイ> ~花萌ゆる8人の皇子たち~ (16/TV)
恋はチーズ・イン・ザ・トラップ (16/TV)
ハベクの新婦 (17/TV)
安市城 グレート・バトル (18)
まぶしくて ―私たちの輝く時間― (19/TV)
スタートアップ:夢の扉 (20/TV)
保健教師アン・ウニョン (20/TV)
ジョゼと虎と魚たち (20)
二十五、二十一 (22/TV)

監督/脚本 イ・イルヒョン

「この映画はタイトルが示す通り、ある男の記憶(Remember) についての物語であり、人間の人生にスポットを当てた作品です。ありそうもない二人の1週間の旅を通して、これは現在の私たちにも繋がる話なのかということを考えてほしいと思います。そして、勇気も知恵もある主人公の戦いを見守りながら、共感や醍醐味を感じていただけたら嬉しいです。」

1980年4月2日生まれ。『群盗』『ビースティ・ボーイズ』のユン・ジョンビン監督のもとで助監督を務め、映画作りのノウハウを学ぶ。監督デビュー作『華麗なるリベンジ』が韓国観客動員数970万人のスマッシュヒットを打ち立て一躍注目を集め、本作が待望の監督2作目となる。
アメリカの映画史に名を残す名作『明日に向かって撃て!』『スティング』『テルマ&ルイーズ』などバディムービーの大ファン。その影響もあって、『華麗なるリベンジ』では刑務所の中で熱血検事(ファン・ジョンミン)とケメン詐欺師(カン・ドンウォン)を引き合わせ、本作では〝年齢差60歳の親友同士〟による斬新すぎるバディムービーを制作。
リベンジ、アクション、ドラマの三要素をミックスしながら、正しい事と正しくない事とは一体何なのだろうか、と観客に問いかけるような演出に重点を置いた。撮影中は自身のビジョンをシンプルな表現でキャストやスタッフに伝え、全員が同じ視点に立っているという一体感を重視して作り上げた。

<主なフィルモグラフィー>
ビースティ・ボーイズ (08) 助監督/脚本
群盗 (14) 助監督/脚本
華麗なるリベンジ (16) 監督/脚本

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